フィドル上達に直結する筋トレを考えてみた。目指すのは「体幹の強化」と「肩まわりの脱力」

フィドルを弾いていて、ずっと感じていたことがある。

指が動かないのは、指だけの問題じゃない。

体幹がブレれば弓も安定しない。 肩に力が入れば、音が硬くなる。 腕だけで弾こうとすると、すぐに疲れる。

きっと演奏の土台は体にある。

そこで、フィドルの動きに直結するトレーニングを自分なりに組んでみた。

使うのはセラバンドとピラティスの動き。 派手な筋トレではなく、楽器を弾く体をつくるための地味で効くメニュー。

同じように「練習しても体がついてこない」と感じている人の参考になればうれしいです。


セラバンドを使ったフィドル向けトレーニング3選

セラバンドは負荷を自分で調整できるのがいい。 楽器を持つ前のウォームアップにもちょうどいい。


体幹を安定させるーバンドサイドベンド

バンドを足で踏み、両端を手で持って直立する。 そのまま、ゆっくり上体を左右に倒す。

ポイントは「ゆっくり」。 倒したときに体幹で支えている感覚があれば効いている。

フィドルを構えたとき、体の軸がブレなくなる。 立奏でも座奏でも、この安定感が演奏の土台になる。


ボウイングに必要な右腕を強化するーバンドパンチ

バンドを背中に回し、脇の下を通して両手で持つ。 そのまま、パンチを打つように片腕をまっすぐ前に出す。

ボウイングに必要な「腕を前に送り出す力」を鍛えるイメージ。

力任せに押すのではなく、肩甲骨から腕を送り出す感覚を意識する。 これができると、弓の返しがスムーズになる。


左手の指の独立を鍛えるーバンドフィンガープル

バンドの両端を軽く持ち、手首は固定する。 指先だけでバンドを手繰り寄せる。

地味に見えるけれど、かなり効く。

フィドルの左手は、指の独立がとても大事。 手首や腕に頼らず、指先だけで動かす感覚をここで覚える。


フィドル奏者のためのピラティス3選

ピラティスの動きは、楽器奏者と相性がいいと思う。 「力を入れる」より「力を抜く」を学べるからだ。


キャット&カウー首・肩・背中の緊張を取る

四つん這いになる。 息を吐きながら背中を丸め、吸いながら背中を反らせて胸を開く。

これだけで、首から背中にかけての強張りがほどけていく。

練習後にやると、演奏中に無意識に固めていた場所に気づくことがある。 「ここ、力入ってたんだ」という発見が、次の演奏を変えてくれる。


デッドバグー体幹の安定と手足を独立させる

仰向けに寝て、両手と両ひざを天井に向けて上げる。 片方の腕と、反対側の足を、床に近づけるようにゆっくり伸ばす。 戻して、反対側も同じように。

体幹を安定させながら、手と足を別々に動かす練習だ。

フィドルは左手と右手がまったく違う動きをする楽器。 この「体幹で支えて、四肢を独立させる」感覚は、演奏にそのまま効いてくる。


アームサークルー肩甲骨の可動域を広げてボウイングをスムーズにする

横向きに寝て、両ひざを軽く曲げる。 上側の腕を、大きな円を描くように回す。 頭の先からお尻のほうまで、ゆっくりと。

ボウイングの押し引きをスムーズにするために、肩甲骨まわりの可動域を広げる動きだ。

肩が自由に動くようになると、弓が「腕で押す」から「体で引く」に変わる。 音の質が変わる瞬間がある。


まとめ:フィドルの上達は弾く前の体作りから始まる。はず。

どれも地味なメニューばかりだと思う。

でも、体の使い方が変われば、同じフレーズでも出てくる音が変わる。筋トレというより、「楽器を弾くための体を整える時間」だと思う。

もしフィドル弾きで体のメンテナンスに興味がある方がいたら、ぜひ試してみてください。 こんなトレーニングもやってるよ、という話があればコメントで教えてもらえるとうれしいです。

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